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【2024/03/28 23:44 】 |
20年3月定例会一般質問(後半)
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) それでは、まず7点目の自転車置き場に関してでありますが、私自身、いつも自転車で市内を移動しているんですけれども、とにかくその辺に放置するというのも仕事柄まずいですよね。ところが、やはりどこかには置かざるを得ないというときに、さてどこに置いたものかということでいつも困るんですよ。もちろん市内を自転車で移動する人が今そんなにたくさんいるかというと、そうでもないんですけれども、これから退職されて、いろいろ市内を自分の足で歩きたいという人はふえてくると思います。あるいは徒歩だけで散歩をずっとされる方もいるんですけれども、やはりあるところまで自転車で行って、そこから散歩したいとか、ジョギングしたいという方もいると。自転車置き場が要所要所にあれば、そういう方のニーズに非常にこたえるものになるのかなと思っております。
 ただ、安全性云々という話もありましたし、確かに市内にはそんな十分な歩道があるところはたくさんないと思うんです。そういう中でも、可能なところで、まず実験的にやっていただけるといいのかなというのと、あとやはり景観に配慮したものを置いてほしいということをすごく常々思っていまして、そういう意味でここに自転車を置いてくださいという、よく白い大きな看板があってというのがあるんですけれども、あれは余りにセンスがないと。そういう中でちょっと今回御提言を申し上げたわけであります。これは検討していただけるということですので、まずは実験的にでもいいので、具体的な検討を進めていただきたいと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
○議長(菅原満 議員) 建設部長。
◎建設部長(大寺正高) 確かに自転車の問題は、これからの社会情勢の中で一つの移動手段としてかなり使われてくる、環境にも優しいということで、非常にふえてくるという予測もございます。そんな中で和光市の市道におきましては、歩道がまだ狭い部分もかなりございます。道路整備実施計画の中でも、道路の整備については緊急課題ということで今後進めていく中で、自転車の対応、また景観の問題もございますので、そういったものも総合的に含めまして、今後は検討してまいりたいと考えております。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) 私、常々思っているんですけれども、自転車は結構悪者なんですよね、市の行政においては。要は駅前で放置されているから、のけるとか、そういう対象になってしまうんですけれども、これから環境ということを考える中では、やはり自転車をもっと大切に扱うというか、重点的に市の施策の対象にしていくべきかなと思いますので、具体的に今後検討されていくことをお願いしまして、この件は終わります。
 続きまして、6点目の雨水浸透施設の件でありますが、かなり設置率は上がってきているというのと、学校にもかなり施設の設置が進んでいるというふうに今御答弁の中で感じたんですけれども、学校の天水尊の設置状況というのも答弁にあったんですけれども、環境教育という観点から、ちょっと教育委員会にお願いしたいんですけれども、雨水利用について、今後どのように扱っていくのかという観点でちょっと御答弁をお願いいたします。
○議長(菅原満 議員) 教育部長。
◎教育部長(天野憲二) 現在、学校でも雨水利用のための貯留槽の設置を進めているところでございます。第三小学校、本町小学校では既に設置しておりまして、今年度、第四小学校、北原小学校にも設置いたしました。今後、広沢小学校、第五小学校への設置を計画しております。現在、本町小と第三小では、雨水をためまして、それを花壇とか、そういったところに水をまいているといった利用を行っておりますので、今後こういったものを学校のほうへ広めていきたいというふうに考えております。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) ぜひ積極的に進めていただきたいのと、あと教育の現場でも、その意義というか、そういったものをぜひお伝えいただきたいなと思います。
 次の項目とも関連するんですけれども、先ほどの齊藤議員の質問にもあったように、まず和光市の水がおいしくないというのは事実であります。そういう中で、水全体の使用量は減らしていって、なるべく和光市の井水で、もちろんいろいろな制約はあるんですけれども、井水で水道を賄えれば、おいしい水が飲めるのかなと。でも、やはり水道水自体は節約していくような方向でいかなければなというふうに私個人として感じているところであります。ぜひとも学校でのこういった水の利用というのを促進していただきたいというふうに思います。
 次に、谷中川水域の洪水対策でありますが、ことしの予算でも多額の投資が予定されていて、これはこれで継続すべきだと思うんです。ただ、例えば天水尊というのは、1基大体200リットルから250リットルぐらい市販のタイプで入るそうです。これが500基設置できれは、10万リットルなんです。ちょっとした調整池ぐらいの量がためられます。仮に1基当たり5万円ぐらい補助しても、2,500万円の投資なんです。非常にリーズナブルな投資だと思いますので、費用対効果としても悪くないように個人的には感じます。この点はどのようにお考えでしょうか。
○議長(菅原満 議員) 建設部長。
◎建設部長(大寺正高) 御指摘のとおり、各家庭で降った雨の水を一時的にためるということは、河川に対しての影響がかなりよくなってくると判断しております。そういった中で天水尊という御提言もございましたが、設置するに当たっては、いろいろ費用もかかってくる。そういったことも含めまして、雨水の抑制の手段として、各自治体でもいろいろ取り組みをしていると思います。今後はそういったものもあわせて研究していきたいと思っております。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) 過去のたしか体育館建設問題対策特別委員会で、どうしてもあの上流には幾つかの調整池が必要であるというふうなやりとりもあったやに記憶しております。そういう土地を買って池をつくるのもいいんですけれども、個人宅でこういうふうなことをやっていくほうが安上がりではないかという観点からの検討をぜひともお願いしまして、この点は終わらせていただきます。
 次に、保存樹木の件であります。何で手続の必要性を確認していただくというふうな質問を申し上げたかというと、事前のやりとりの中でもお話をさせていただいたんですけれども、結構保存樹木の制度で補助金をもらっていても、この仕組みをよく理解していないとか、あるいは制度趣旨をよくわからないまま、単なる補助金として考えていらっしゃる方がまだまだおられるように感じるんです。例えば保存樹木の幾つか含まれるような林があるとき、突然切られて、非常につらい思いをしたという方とか、そういった方の苦情的なものも私のところには来ます。
 もちろん私有地のものですので、それに関してどうこうというのは難しいとは思うんですけれども、やはり少なくとも制度の趣旨というのを徹底していただいて、もちろん制度がこのままでいいとは私は思わないんですけれども、とにかくなるべく保存樹木というのが守られていくようなあり方というのをお願いしたいということで、ある種瑣末な質問をさせていただきました。この点はこれで終わります。
 次に、焼き芋の件でありますが、最近ダイオキシンの過剰反応みたいのがすごく強くて、要は何かを燃やしていると、ダイオキシンが出て、みんな死ぬみたいな、そういうことが非常に言われがちであります。実際に私もいろいろなネットでも調べたり、あるいは本とか読んでみたんですけれども、ダイオキシンに関してはそんなに害がないのではないかという話がどうも結論のようであります。そういう中でやはりテレビ局が市民を洗脳していて、今でも狭山茶なんていうのは非常に風評被害で売れ行きが悪いという状況がまだ残っているというふうな、要はヒステリックな状況があるのかなと思っているんです。
 市としても、機会をとらえて、もちろん煙に対する反応がダイオキシンに関する過剰反応だけとは限らないんですけれども、過剰反応的なところに関しては、なるべく説明をしていただきたいということがあるのと、もう一つは、やはりこういう季節行事というのは、ある程度十分な広報を事前にやっていただいて、この日には煙が出ますよと、ただしこれは県の条例の範囲のものなんですよというふうな、何らかの告知ができないかなと思うんです。もちろん今後十分配慮してという御答弁もいただいたんですけれども、事前の説明的なものも何らかの形であったほうがいいのかなと。それは広報に例えば焼き芋をやりますと、煙が出ますというのでもいいかなと思うんですけれども、そのあたりについてはいかがお考えでしょうか。
○議長(菅原満 議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(石川幹) 基本的にこども福祉課所管の保育園ですとか、児童センター関係で行事を行う場合には、広報等で今おっしゃられたように、煙が出ますからというところま では周知しておりません。基本的に例えば総合児童センターですと、ケヤキの木があります。そこの落ち葉をためて、そのためたものを使ってやるというような形で、子供を巻き込んで行事を組んでいるということもございますので、その辺は研究させていただきたいと思います。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) 恐らく役所の職員の方も、あるいは児童センターの担当の方も、このときは非常に板挟みになって苦慮されたと思うんです。やはり市として、こういった季節行事に対する理解を得ていく努力というのはあったほうがいいのかなと。もちろん煙が出ますからと張り紙をするのがどうかというのは、ちょっと私も考え込むところはあるんですけれども、ただ焼き芋は季節行事として、条例でも例外で認められているものであって、それは申しわけないけれども、一緒に楽しんでいただけませんかというふうな呼びかけというのは、やはりやるべきことの範囲なのではないかなと思いますので、この点は要望という形で終わらせていただきます。
 次に、副都心線に関してでありますが、まず一番危惧するのは、今まで新木場方面に直通で通うことで便利だからといって和光市に越してこられた方が、急に直通の列車が減ったとか、そういうふうになると非常に気の毒だなと思うんです。ただ、さっき御答弁にもあったように、有楽町線のダイヤの組み方が非常に難しいというのは、鉄道の業界の方に聞いてみると、やはりおっしゃるんですね。要は2本の線から流入してくるというのは非常に難しいということがあって、なかなか自由度のあるダイヤは組めないというふうなことは言われるんですけれども、それにしても、市民の利益を損ねない形ということを研究していただいて、要望していっていただきたいと思っております。
 あと、次の項目になるんですけれども、恐らく調査しなくても、わかり切っている動きというのは、和光市に目がけてバスで来る人がすごくふえると思うんです。あるいは和光市駅に来て、それからバスで通勤していくということに関するバス路線の設置のニーズというものもすごくふえてくると思うんです。
 これは和光市にとっては、例えば駅前の商店街ですとか、あるいは駅前のいろいろな施設にとっては有利な内容ではあるんですけれども、それを受け入れるインフラというのを、これからある程度想像力を発揮して考えていかないと、かなり混乱する時期というのが長くなってしまうと思うんです。この辺についてどのようにお考えか、見解を伺いたいと思います。
○議長(菅原満 議員) 建設部長。
◎建設部長(大寺正高) 駅前広場の将来の整備計画につきましては、前々から答弁しておりますが、現在、市道475号線、駅前通りにつきましては、電線地中化工事を行っております。電線地中化工事が終われば、それに対応しながら、駅前広場につきましても、全体的に整備計画を今後立てて、またいろいろな市民参加に基づきながら、どういう修景計画がいいか、そういったものも含めながら今後進めてまいりたいと考えております。その中に将来の需要予測ですとか、そういったものも加味しながら、当然計画していかなければいけないと認識しており ます。今後状況が一変するようなことが予測される場合につきましては、それに対応できるようなまちづくりを考えていきたいと思っております。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) ちょっと話が飛ぶんですけれども、私、以前、市内でも割合交通の不便な地域である方とお話をしたときに、バス路線がやはり欲しいという話を幾つも受けました。そこで市内循環バスの路線をふやせということは、私の思想の方向性からするとあり得ないわけで、そういう中でどういうことができるかなと考えると、やはりバス会社のバスがふえるしかないなと思ったんですね。そういう方向性がいいと思いますよという話も申し上げたんですけれども、そういう意味で今回大きなチャンスだと思うんです。
 和光市駅を使う人がふえる。しかも、いろいろなところから和光市駅に来て、そこから乗りかえていくのが有利だというふうになると、要は和光市役所が市内循環バスという形で多額の投資をしなくても、市内の人の足を便利にするようなことというのはできるわけです。そういう積極的な方向で、駅の南口のバス路線の数は限界かなと思うんですけれども、それをやはりふやせるような方向性とか、そういったことを検討していただかないと、せっかくのチャンスを逸するのかなというふうに感じています。
 もちろん理想的には北口も区画整理が進んでいって、それで北口のほうもそういうバスが使えるようになるといいと思うんですけれども、そういうことも含めて、南口に関してはロータリーの形状を変えるとか、工夫の仕方によっては、バス路線がふやせると思いますので、そういう工夫というのを今後の課題として持っておいていただきたいとお願いしたいと思います。以上でこの点は終わります。
 財政のところに移っていくのでありますが、まず健全化法に係る資料の公表のところであります。先ほどの御答弁ですと、一通りの資料について、インターネットですべて見られるようにしていこうという方向性が感じられたので、その確認をしたいのと、あと広報でもお知らせしていくとか、会議、講座でいろいろ情報提供していくというお話があったんですけれども、実際にインターネットで公表しても、見られない人が多い中で、まずやはり市内のいろいろな施設でも見られるような状況を確保していっていただきたいと思いますので、先ほどの件とあわせて御答弁いただきたいと思います。
○議長(菅原満 議員) 総務部長。
◎総務部長(芳野雅廣) 公表の方法につきましては、先ほど申しました施行令第25条にインターネットの利用と公衆に見やすいその他の方法ということが載っております。そういう規定がございますので、今、御指摘がありましたインターネットで公表するのはもとより、広報、それから各施設への設置ですとか、市役所に情報コーナーがございますので、そういうところへの設置、そういう部分も含めて、いろいろな種々の方法を講じて、積極的に開示していきたいと考えております。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) この健全化の指標の資料ということになると、判断のためのさまざまな背景となる資料も公表されるわけだと思うんです。そういったものも含めてというふうになると、先ほどの御答弁にもあったように、分析というか、見方といったことも示していかなければならないのかなと思いますので、その点に関しても、やはり力を入れていただきたい。
 あとは、やはり説明会をやって、人がどれだけ来るかという話はあるんですけれども、現状を説明するような出前講座というのをメニューとしてつくっていただいて、こういう背景の資料があって、このデータなんですよというのは、特に将来負担比率の算定に当たっては、例えば下水道に関しては計画赤字の例の問題もあります。特に和光市の場合は、下水道の料金が安過ぎるというような指摘を受けているという話もありましたが、そうなると、下水道の赤字と借金と現状の料金とのギャップみたいな関係とか、そういったことはなかなか資料だけ「はい」と渡されても、わからないと思うんです。そういったところも含めて、やはり説明会もやったほうがいいと思うんです。プラスメニューとして、常時そういったことを聞きたいという方には、地域に出ていって説明するという機会も持っていただきたいと思いますが、その辺はいかがですか。
○議長(菅原満 議員) 総務部長。
◎総務部長(芳野雅廣) 確かに公会計制度については、かなりわかりにくい部分もございます。その中で、できる限りわかりやすい資料をつくるということも必要でございます。また、その説明会も、やはりわかりやすく行わなければ、市民の方に内容がわかりにくいということもあります。当市は、健全化判断比率という部分を見てみましても、財政状況を照らしましても、現時点ではいずれも良好というような結果も出ております。また、そういうものがなぜ良好な結果が得られるのかという部分も説明しなければわからないのではないかと思います。職員にもその点をある程度研修等を通して説明しなければ、財政当局の職員だけがわかっているというのでは困りますので、そういうところも含めて、市民にわかりやすい情報の提供をしていきたいと考えています。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) ぜひお願いしたいと思います。
 財政白書のほうに移るんですけれども、財政白書に関しては、わかりやすさとか、あるいはどこまでデータを扱っているとか、自治体によってかなり差があるんです。一方で、市民サイドで財政白書をつくろうみたいな動きもあって、市民がやったりというのもあるんですけれども、やはり役所だけがやっても、市民だけがやっても、十分なものはできないのかなというふうに思うんですね。市民団体がつくったものというのを見ていると、何だかこれでいいのかなというふうな内容も見えたりしますので、そういう意味ではやはり一つの方法としては、市民と一緒につくる財政白書とか、役所と協働でつくっていくとか、ちょっと協働という言葉の使い方が市の定義と違うかもしれませんけれども、そういったことも含めてやっていくと、いいものができるのかと思いますので、これは提言させていただきますので、研究課題として持っ ておいていただければと思います。
 次の予算の説明のところでありますが、積極的に進んでいるんだなというふうに感じております。ただ、あとは保存版としてやはり持てるようなものだと、よりいいかなと私としては思っています。横浜市のものは余りに豪華で、これは財政が悪くなるなというふうなつくりだったんですけれども、実際に例えば広報の中の1枚ぺらっと抜くと、それが保存版の財政の説明になっているとか、そういう形であれば、余りお金もかけずに、しかもとっておけるのかなと思いますので、特にこれから定年退職者がたくさん出てくる中で、関心を持つ人は確実にふえてくると思うんです。そういう人に保存しやすい、見やすいものをという趣旨でお願いしておりますので、ぜひ保存版という観点をちょっと加味していただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(菅原満 議員) 総務部長。
◎総務部長(芳野雅廣) 保存版という御提言もいただきましたので、そういうところも今度、広報担当部局と相談して研究し、市民に本当にわかりやすい、先ほど申しました基本項目別概要というのを今回出しておりますが、その中から抽出するというようなことも必要ですし、また歳入でも自主財源、依存財源というのがございますので、そういうところもわかりやすく、ちょうどタブロイドになっていますから、1枚とればという部分もありますので、そういうところも含めて、ちょっと考えていきたいと思っています。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) ぜひ保存版でお願いいたします。
 次に、道路特定財源云々の話でありますが、市長に御答弁をいただいた中で、図らずとも嫌々という単語も出てきましたが、私としても、どちらかというと、あの署名をお出しになる中で、圧力感とまでいかないまでも、何となくことしはこの話に乗っておかないと危ないなというふうな空気をお感じになったと思うんですね。ただし、今後のあり方としては、やはり一般財源の中で財源は確保しつつ、またいろいろな弾力的に使えるような形にしたいということで、全く私も同じ考えであります。ただ、逆にこの署名にも6名の首長がこれではまずいだろうというふうなことで署名しなかったという経緯もありますので、市長のお考えはすごくわかりつつも、そういった選択肢もあったのかなと思って、ただこれ以上市長に答弁を求めると、どうもよろしくないような感じもしますので、この件はこれで流させていただきます。
 1点目の保育園の件でありますが、御答弁いただいたように、この仕組みを導入するには、やはり保育園に定員のゆとりがないと難しいという考え方も確かにあると思うんです。ただ、逆に言うと、かなり無理をして、ぎりぎりまで保育園に子供を入れているという現状もある中で、果たして満員にしておかなければならなくて、しかも本当は例えば秋から預けたいんだけれども、しようがないから春から入れているという人を預かって、市としてコストも負担して、そして国とかからの補助金も得て、しかもゼロ歳児は泣きながら保育園で渡されてという状況というのが果たしてどうなのかなというのを私はすごく感じるんです。
 逆に言うと、例えば和光市の場合、公立の保育園でパートや派遣の保育士に働いていただいております。そうすると、割合弾力的な保育士の配置というのができるのではないかと思うんです。例えばある公立の園で、ゼロ歳児の先生が年度の後半から来ると。そうすれば、その分は子供がふやせるわけです。その年度の前半は子供の数は少なくて、先生の数も少ないということも、良好な保育環境を維持しつつ、余計なコスト負担をしないという意味では、選択肢としてありではないかと思うんですけれども、このあたりはいかがでしょうか。
○議長(菅原満 議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(石川幹) やはりかねてから待機児の入園選考する段階では、その問題が常に出ておりました。それで、今回品川区から出た、また板橋区の御説明もしましたけれども、板橋区の場合については、あきがなければできない制度になっています。品川区の制度なんですが、全体の公立の保育枠というのが3,600人いるんですね。その中で130人というのは、まだ実態を把握しておりませんので、わからないのですが、完全に例えば和光市みたく100%を超えて120%とか125%いっているような状況では、多分これはできないなというふうに推察します。人の問題が絡みますので、基本的には品川区も板橋区も公立で、和光市でもできるとすれば、今のお話のように公立かなと。それはやはり子供を入れないで、先生を入れておく、流動的に雇えるかということになると、民間はかなり難しくなってきます。そうしますと、ゼロ歳児ですと、1対3という配置基準ですから、3掛ける5の15人、16人にして、3掛ける6の18人までの間は先生は要らないというような形なら考え得るということなんです。
 それと、もう一つは、今回の1次選考でも、81人が不承諾者ということで、ゼロ、1、2歳というのが断トツにやはり多いんですね。その枠をあけるということは、簡単に言ってしまうと、大きな企業でなくて、産んだらすぐ入りたいというような人の枠を抑えることにもなりかねない部分もあって、その辺のところは品川区の状況ですとか、和光市の状況を見ながら、かねて問題だというふうに認識はしておりますので、慎重に考えてみたいというふうに思います。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) 確かにいっぱい待っている中で、あいているという状況は確かに問題なんですけれども、ただそのあいているというのは、本来あいているわけではないですよね。要は無理やり詰め込んでいいという中でのあいているであって、実際に良好な保育環境という意味では、そういう業界の人の話を聞いていても、結構きつい定員であるというのは伺っています。そういう中では、年度の前半だけでも多少ゆとりがあるというのが一つの方向性かなと私は思って、お話を申し上げているのと、あと年度の前半、4月というのは、新入園児が物すごくたくさんいて、大混乱なわけです。そこの負担の軽減に多少なりともなるのかなと思ったりしました。
 あるいは和光市で実際にその制度をやれるとしても、確かにみなみ保育園としらこ保育園しかないわけです。ただ、それで先ほどの15人か、18人かという話がございましたけれども、まさにそこの部分で、1対3ですから、後半から1人ずつ、ゼロ歳児のほうに派遣の保育士なり、 パートの保育士の方に入っていただくことで、例えば年度のある程度の時期でそろえて、そこからスタートという組をつくるということは不可能ではないと思うんです。その辺はいかがですか。
○議長(菅原満 議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(石川幹) 今のお話のように、年度当初は大変な騒ぎになります。ですから、段階的に月を追うごとに人数がふえて、年度末には125人までいっても、そのほうが預かる側としては非常にいいなというのは感想としては持っています。やはり一番の問題は、どのぐらいの待機児だったら、どうやれるのかなというところで、今ですと、板橋区のケースはちょっと参考にならないかなと思います。品川区のケースをよく検討してみて、和光市でもできるようなら、公立でちょっとずつというようなことを市民の中に認識していただく、そういうことから始めていくのかなとは思います。まずは全国的にも品川区が初めてやったということは、それなりにやはり難しかったという前提もございますので、研究させていただきたいと思います。
○議長(菅原満 議員) 4番、松本武洋議員。
◆4番(松本武洋 議員) 私もかねてから復帰の時期とゼロ歳児の関係というのは何かないかなと思って、ずっと考えていたんですね。そういう中で品川区がああいう制度を出してきて、これはすごいと思ったんですけれども、確かにおっしゃるとおり難しい制度でもあると思います。
 ただ、私ごとでありますが、私の家にも今1歳半ぐらいの子供がおります。前の子供のときは早目に子供を預けてという形でやってきたんですけれども、やはりもうちょっと子供といたいんだというのは母親としては感じるようで、私の家内もそういうふうに申していますし、あるいはその友達の話を聞いても、やはりゼロ歳で手放すのはちょっとつらいという方は結構おられますので、ニーズとしてはすごくあると思うんです。
 私自身も、ゼロ歳児から1歳児に成長していく子供の姿というのを見ていると、この間を共有するというのは親にとっては非常に意義のあることではないかなというふうに、今まさに実感している中で申し上げております。それは私の話だけではなくて、ほかの子供を育てる仲間の意見でもあります。ぜひとも具体的に積極的に検討していただきたいとお願いしまして、一般質問を終わります。
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【2008/07/16 23:07 】 | 議事録 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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